科学教育館の歴史と展望
1954年・・「科学年」と名付けられたこの年、「科学教育館」の前身である「国立台湾科学館」は台北郊外の板橋公園内に設立されました。その後1958年に、科学館は台北市内の南海学園に移転。1962年に「国立台湾科学教育館」と正式に命名されました。当時はまだテレビが家庭に普及しておらず、ミクロの世界や宇宙の天体現象を放映していた当館は、学校などを除けば、台湾で唯一、「実験・展示・普及」の機能を兼ね備えた科学教育機構となっていました。また、科学に対する知識を高めるための教育的機能も担っていました。
2004年、旧館の建物は手狭となり、館内の設備も老朽化が目立つようになったため、士林に新館が設立されました。展示スペースが広くなったほか、大劇場(メインホール)やブラックボックス(小黑盒)、フードストリート、多目的教室、科学教室などが増設されました。合わせて国際会議場や図書館も設けられました。ここでは来館者の皆様はさまざまな科学の題材について、その基礎理論を学べるだけでなく、実際の操作や体験を通して、より広く、より深く、科学を学ぶことができます。
この数年来、当館では「科学は難しい」という固定観念を打ち破るため、展示や教育活動েরほか、さまざまな事業において新たな試みを行なってきました。「探索」、「地域の連携」、「人類愛」、「環境保護」という理念に基づき、「探索、体験、遊ぶ科学」をモットーに、科学、芸術、知覚、人類愛、環境教育のジャンルを融合させた場を作り出すことに力を注いでいます。皆様も当館で思う存分探索し、学び、体験し、科学を楽しんでください。
Explore 探索
科学教育館の常設展示エリアは随時その内容を更新しています。来館者の皆様が科学の原理を多様な展示によって体験できるよう、工夫されています。大型展示をはじめ、斬新で豊かなテーマの科学展示を企画しています。「科学フェスティバル」などの教育イベントも多数開催しており、来館者の皆様が「遊びながら学ぶ体験」を通じて、科学に対する興味や探求心を深めてもらいたいと願っています。
Outreaching 地域の連携
科学教育館は周辺地域のコミュニティや近隣の学校などとも協力や連携を深め、同時に、海外の動きにも注目しています。展示や見学会のほか、定期的に開催する全国小中学校科学展覧會や台湾国際科学展覧会などでは、学生を選抜し、国を代表させ、国際コンテストに参加させています。こうしたさまざまな交流や国際的イベントに参画しています。
Humane 人類愛
科学教育に境界を設けるべきではありません。都会から離れた小さな村に暮らす人々や、マイノリティーの人々にも同等の権利があるべきです。より多くの人々が科学と触れあい、地域格差をなくすことが、科学教育の普及において最も重要なポイントです。当館では台湾全土をくまなく巡回して教育活動を行なう「行動科学館」や、「エジソンからスタートした公益学習活動」、さらに時間や場所の制約を受けない「インターネット科学教育館」などを推進しています。また、さまざまな年齢層を対象とした科学教育書を出版し、すべての人々が平等に科学を学べるよう、機会や資源を提供しています。
Environment Friendly 環境保護
環境保護は今、全世界が注目しているテーマです。気候や環境の変化に直面している中、私たちもまた「世界環境デー」や「国際生物多様性の日」など、各種国際イベントに参加し、環境教育を発展させています。これによって環境に対する関心を高め、環境に優しい社会を作りだすことを願っています。
科学技術の進歩や「情報の爆発」といった環境の変化に伴い、科学分野の知識についても絶えず新しい推論と検証が現れています。これらを自ら操作し、生活面と結びつけることが重要視されています。このため、創立60年を超える当館でも、いかに皆様と世界を結びつけるかを考えています。広い視野を持って、生活の中から科学を探究し、自ら操作することによって、科学の楽しみや科学がもたらす驚きを体験してほしいと思っています。また、科学を学ぶ精神や態度を育て、国民の科学に対する関心を高めていくことが私たちの使命となっています。私たちは引き続き、科学教育資源を充実させ、環境を整え、また、周辺の団体と連携を取り、相乗効果を生み出し、創造力と活力溢れる科学教育館を作っていきたいと願っています。
フロアガイド
| 9F:会議場と図書館 ※現在リニューアル工事中のため休止中 |
国際会議場、図書館、児童閲覧室、開放式書庫 |
|---|---|
| 7-8F:特別展示エリア | 特別展企画(内容は時期により異なります) |
| 3-6F:常設展示エリア |
本館3~6階は常設展示エリアとなっており、生命科学展示エリアと物質科学展示エリアの二大コーナーに分かれています。“Hands-On(体験実習)”の展示方式によって、来館者がそれぞれの展示コーナーにおいて自分で操作し、展示品を探究し、科学を体験できるようにしています。
6F:物質科学展示エリア 数学の不思議な世界、ユニークな物理、地球探索、科学広場 5F:物質科学展示エリア 化学の不思議な世界、科学の万象、物理の不思議な世界、科学ゲームの世界 4F:生命科学展示エリア 人類と環境、生物の多様性、環境探索コーナー 3F:生命科学展示エリア 生命の神秘、人體の神秘、半導体展示エリア、公益展示エリア |
| 1-2F:ロビー・入場券売り場・休憩所 | 案内カウンター、チケット販売所、お土産ショップなど |
| B1F:シアター・実験室・休憩所 | メインホール、ブラックボックス、フードストリート、科学教室、多目的教室 |
| B2-B3F:駐車場 | 地下駐車場 |
チケット情報
常設展:大人120元、優待券90元(20名以上の団体)、優待券80元(20名以上学生の団体)
メインホール:大人150元、優待券100元(20名以上の団体)、優待券70元(20名以上学生の団体)
ブラックボックス:大人150元、優待券100元(20名以上の団体)、優待券70元(20名以上学生の団体)
オンラインチケット購入:https://ntsec.fonticket.com/
アクセス
〒111-081 台北市士林区士商路189号
MRT剣潭駅(3番出口バス停)からバスに乗り換え:
「国立台湾科学教育館」バス停にて下車 ⇒ 紅30(ノンステップバス)、41
MRT士林駅(1番出口向かい側のバス停)からバスに乗り換え:
⇒ 紅30(ノンステップバス)、紅12、557
路線バス(市内バス)
「国立台湾科学教育館」バス停にて下車
⇒ 紅12、紅30(ノンステップバス)、41、288、557、821
「士林高商」バス停にて下車
⇒ 255区間車、68、529
高速バス(中長距離バス)
中興バス:[士林 - 中壢] 路線
光華バス / 基隆客運:[士林 - 基隆] 路線
営業時間
夏・冬休み以外の火~金曜日:9:00~17:00(入場券の販売は16:00まで)。
土・日曜、祝日および夏・冬休み:9:00~18:00(入場券の販売は17:00まで)。
電話
886-2-6610-1234 内線1005